春から秋はメダカの産卵の季節です。
稚魚の死因のほとんどが餓死ともいわれていて、この時期の餌やりが生存率・死亡率にも直結するので、注意が必要です。
稚魚(針子)は生まれたてはヨークサックといわれる栄養袋がお腹にあります。ヨークサックは数日で使い果たされてしぼんでしまいます。
そのため、孵化しておよそ3日目くらいから餌を与えはじめます。
餌をよく食べれば、稚魚は元気にグングン成長します。
この記事では、栄養満点で誰でも与えやすく失敗しにくい、メダカの稚魚のエサを3つ紹介します。
メダカの稚魚にはパウダー状の餌がオススメ
メダカの餌は大きくわけて、フレークタイプとパウダータイプがあります。
成魚ならフレークタイプでもちゃんと口に入ります。
しかし、稚魚の場合はフレークタイプでは口に入らず、突っついて食べる感じになってしまいます。特に生まれて間もない毛子や針子では、本当に食べられているのか心配です。
そこで僕はあらかじめパウダー状にしてあるタイプの稚魚用の餌をおすすめします。
稚魚用に栄養が配合されていて、粒もかなり細かくされているので、安心して与えることができますよ。
ただパウダー状とはいえ、孵化したて(毛子・針子)はこれでも大きいです。これをさらに指ですりつぶして、指に付着したエサをやるくらいがちょうど良いです。
少し大きく成長したら、すりつぶさなくてもそのままでOK。
メダカの稚魚にオススメの餌3選
僕がオススメする、メダカの稚魚の餌は次の3つです。
価格順に並べるとザっとこんな感じ。
タイトル | 価格 | 嗜好性 | オススメ度 |
ちびっこメダカのえさ (30g) | 安価 | 良 | ★★★★☆ |
メダカベビー ハイパー育成 (20g) | お手頃 | 優 | ★★★★☆ |
メダカの舞 ベビー (40g) | 高め | 抜群 | ★★★☆☆ |
稚魚のことをよく考えられて素材が配合されているので、どの餌を与えても稚魚はしっかりと育ってくれます。
ただ、成長速度など希望によって違うので、ご自分の育成方法に合わせて選ぶとよいです。
特にこだわりがないなら「ハイパー育成」をオススメします。
ひかり ちびっこメダカのえさ
2018年はこの餌で幹之メダカの稚魚を育てました。
今回紹介する中で、いちばん安い餌です。とはいえ、全く問題なく育って元気な成魚になりました。
どうですか?お腹もぷっくりして健康的な体型に育っています。
ちょっとした趣味程度の飼育なら、この餌でも十分です。
ヒカリ メダカベビー ハイパー育成
「ハイパー育成」っていう ネーミングが何か元気を与えそうでいいですね。
こちらの方が「ちびっこメダカのえさ」よりもカロリーが高めです。
稚魚の良好な腸内環境を維持したり、排泄物による水質の汚れを抑えてくれる「ひかり菌」が配合されています。
嗜好性もバツグン!餌を振りまくとピョコピョコとつつきにきて、とても可愛いです。
2019年はこの餌を使って、グングン成長しました!
ヒカリ メダカの舞 ベビー
「メダカの舞」はこれまで紹介してきたのとは違い、 「ハイパー育成」よりさらに稚魚の育成に焦点をあてた プレミアムフードです。
メダカの稚魚のより早い成長をうながしてくれます。
「ハイパー育成」と同じく「ひかり菌」配合です。
2021年はメダカの舞で育成しました。嗜好性はかなり良く、成長も早いのが実感できます。
メダカの舞シリーズは、
ベビー → ネクスト → コンプリート
と成魚に育つまでに段階的に餌を切り替えていくようになっています。そのため、シリーズ合計の価格は高めになります。
ただし、僕は「ベビー」だけで育成しましたが、効果は十分に感じました。
より良い育成を希望するならシリーズで使うとよいでしょう。
イチオシの餌は「ハイパー育成」!
今回はメダカの稚魚に最適な餌を3つ紹介しました。
どの餌も稚魚のためを考えられて作られていて、栄養満点です。
もしも迷ったら、僕のイチオシは「ハイパー育成」です。
他の2つのいいとこどりで特長をバランスよく兼ね備えているからです。価格もそんなに高くありません。
順番をつけるなら
- ちょっと親バカなら「ハイパー育成」
- 気楽に育てたいなら「ちびっこメダカのえさ」
- 気合入れて育てたい!なら「メダカの舞ベビー」
という順でオススメです。
ハイパー育成にはひかり菌が配合されていて、その効果(稚魚の腸内環境を整えて栄養の吸収を良くしたり、排泄物を分解して飼育水の汚れを抑える)にも期待できます。
稚魚をいきいきと育てるためにも、ぜひ餌にもこだわってみましょう!
イチオシ
安価で手軽
気合入ってるなら(`・ω・´)ゞ
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