春になれば、「メダカの飼育を始めたい!」「水槽のリセットをしよう!」と意気込んでいる方も多いとのではないでしょうか?
よく話題になるのが、水質浄化のためのフィルター(濾過器)を設置するかどうかです。
投げ込み式(いわゆるブクブク)や外掛け式などあります。
どちらも使用したことがありますが、ポンプの音や水流の面から、僕の飼育ではフィルターは使用していません。
ただ、フィルターを使うことのメリットもあります。
フィルター設置のメリットとデメリット
メリットとデメリットを考えてみました。
使うメリット
- 水質管理の手間があまりかからない
- 飼育水が循環するので、酸素の供給率が良い
水質管理の手間がかからないというのは魅力的ですね。水換えってけっこう大変な場合があるので。
酸素供給の面でも夏場は高水温で酸欠になりがちなので良さそうです。
しかしながら僕の経験では、フィルターなしで頻繁に水換えしなくても生き生きしています。冬場なんかはメダカの活動が低下するので、飼育水もそんなに汚れず、ヒーターを入れない限り、数ヵ月水かえしなくても(注:水足しはします)メダカはイキイキしてました。
使うことのデメリット
- フィルター交換の費用がかかる
- ポンプの音が気になる
- メダカには水流が強い場合がある(調節できない場合)
3の水流に関しては、コックを使ったり、パイプユニットというものを使用して、排出の向きの調節でどうにかなる場合もあります。
ポンプによる騒音はけっこう厄介です。ブーンという人工的な音が人にもメダカにもストレスになりはしないかと。
水槽の中にもけっこう響くんですよね。静音で有名な「水心」というポンプがあるそのですが、どうなんでしょうか?
説明を読むとポンプ自体の音もさることながら、本体の振動を抑える「足」のゴムにもこだわることによって、置いたときの振動音も抑制されるようです。
僕は実際に使ったことはないので、紹介にとどめておきます。
あと、ポンプ本体自体は静かでも、ポンプから出てくる空気に、ポンプ内部の音がエアチューブを伝ってフィルターに達したときに出てくる音がうるさかったりします。
【追記】ポンプから排出される音を軽減する方法をみつけました!
止水飼育の注意点
上記のメリット、デメリットから僕はフィルターは必要なしと考えて、止水飼育メインでメダカの飼育をしています。
ただ、止水飼育ではいくつかの注意点があります。
過密飼育に注意
メダカの飼育では、メダカ1匹につき1Lの水が基本です。10Lなら10匹まで。コケ取り用にエビなどを入れる場合は、もっと余裕をみないといけません。それを超えると過密飼育になってしまい、止水飼育では水質がきれいに保てません。
過密飼育するとこんなことになってしまいます。
40cm水槽で60匹のメダカを飼うとどうなるか?過密飼育のてん末。
あと、フィルター等を使わない止水飼育では、飼育水が循環しないので油膜が発生しやすいです。油膜とは水面に薄く膜を張っているあれです。主に餌の油分が原因です。
油膜が張ると水に酸素がいきわたらなくなるので、メダカや水質を良好に保ってくれる好気性バクテリアが酸欠するおそれがあります。
油膜はティッシュペーパーを水面に広げ、取り除くと除去できます。
まとめ
基本的にはメダカはフィルターなしでも飼育できますが、忙しくて手間をあまりかけられない、心配な方はフィルターを導入するのも良いかと思います。
フィルターは絶対必要ない!というのではなく、ご自分の生活スタイルから選択されると良いと思います。
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